鶏ハラミは、肉と脂のバランスがよく柔らかく弾力のある食感が魅力の部位です。
牛や豚のハラミはよく目にすると思いますが、鶏ハラミはそんなに目にする機会も少なくマイナーな部位になります。
そんな鶏ハラミの部位はどこで、おいしい食べ方・焼き方などはどんな方法があるのでしょうか?
今回は、肉と脂のバランスが絶妙な鶏ハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見ていきたいと思います。
鶏ハラミの部位
鶏ハラミの部位は、同じハラミでも牛や豚とはちょっと違います。
それは牛や豚のハラミの部位は横隔膜なのですが、実は鶏には横隔膜がないからです。
では、鶏ハラミの部位はどこかというと鶏の腹壁の筋肉で、厚さ5mmほどで横隔膜の代わりに当たります。
鶏の腹壁は、わかりやすくいうと腹筋ということになります、外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、腹横筋があります。
腹筋でありながら正肉ではなく、農林水産省が定める食鶏取引規格ではホルモンに分類されています。
牛のハラミは一頭から5kgほどしか取れませんが、鶏ハラミはさらに少なく1羽の鶏からたった10gしか取れない希少部位になります。
鶏ハラミの食感・味
鶏ハラミの食感は、筋肉質の強い膜であるため、コリコリとした独特の食感とともに嚙むほどにジューシーなコクがあります。
味は、コクのある肉と甘い脂のバランスがよく取れているのが特徴で、他の部位ではなかなか楽しむことができない鶏ハラミならではの魅力となっています。
鶏ハラミのおいしい食べ方
続いて、鶏ハラミのおいしい食べ方です。
おいしい食べ方は、タレが鶏ハラミの香りを引き立たせてくれて最もスタンダードですが、ホルモンを食べ慣れている方なら塩で楽しむこともおすすめです。
淡白に感じる時には七味唐辛子を加えてアクセントをつけるのもいいでしょう。
お酒はビールをはじめ、赤ワイン全般、日本酒、焼酎など幅広くおすすめです。
鶏ハラミの焼き方
おいしい焼き方は、「ミディアム」で、脂が落ち始めたあたりが食べるのにおすすめのタイミングです。
焼き過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
鶏ハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方~まとめ
今回は、肉と脂のバランスが絶妙な鶏ハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見てきました。
鶏ハラミの部位は、鶏の腹壁の筋肉で、厚さ5mmほどで横隔膜の代わりに当たります。
コクのある肉と甘い脂のバランスがいいのが特徴で、鶏1羽から10gしか取れない希少部位なので、見つけたら貴重であると同時に大事に扱いたい部位でもあります。
おすすめの焼き方は「ミディアム」で、脂が落ち始めたら食べ頃です。
このように鶏ハラミは、正肉とホルモンの両方の魅力を持ち合わせた焼肉ファンにとっては魅力的な部位といえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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