ミミガーという部位は、食べたことはなくても聞いたことはあるという方は多いと思います。
なんとなく聞いたことはあっても具体的にどんな動物のどこの部位でどんな味で、おいしい食べ方になどんな方法があるかなどはあまり知られていないのではないでしょうか?
ミミガーという名前も変わっていて、名前の由来も気になります。
そこで今回は、ミミガーはどこの部位で名前の由来や味、おいしい食べ方などについて見ていきたいと思います。
ミミガーはどこの部位?
ミミガーの部位は、豚の耳で、軟骨のようなコリコリとした食感が特徴です。
コラーゲンが豊富で健康や美容に効果が期待されています。
沖縄の郷土料理として有名です。
中華街や台湾料理店などでは、別名「猪耳(ツージー)」と呼ばれています。
狩猟民族は昔から獲物の動物は頭の先から尻尾まで、利用できる部位は余ことなくすべて利用してきました。
大昔から耳や鼻、皮などすべての部位を食糧としてきました。
その中でも特に豚は捨てるところがないといわれ、「ひづめと鳴き声以外はすべての部位が食べられる」といわれるほどです。
ミミガーの名前の由来
続いて、ミミガーの名前の由来です。
ミミガーはカタカナ表記でもあることから英語のようにも思えますが、英語ではありません。
ミミガーは沖縄の言葉で、「豚の耳」ではなく「耳の皮」という意味になります。
「ミミガー」は、漢字で書くと「耳皮」になりますが、「ミミ」は「耳」、「ガー」は「皮」を意味します。
「皮(ガワ)」が訛って「ガー」になりました。
これがミミガーの名前の由来ということになります。
豚の顔は「チラガー」といいますが、「顔の皮」との意味で、ミミガーもチラガーも「ガー」は「皮」を意味しています。
というわけで同じようにに、ブタの顔の皮は、「面(ツラ)」+「皮(ガワ)」が訛って「チラガー」になり、漢字で書くと「面皮」ということになります。
ミミガーはどんな味?
さて、ミミガーはミミガーはどんな味なのでしょうか?
実は、ミミガー自体は味がほとんどしません。
なので味付けして楽しむか、コリコリとした食感を楽しむということになります。
味よりも食感を楽しむ部位ともいえるでしょう。
最初はどうかなと思っていても試してみると気に入ってしまいクセになる方も多いといいます。
ミミガーのおいしい食べ方
ミミガーは生ではなく必ず下茹でしてから食べますが、冷製として食べる場合は「ミミガーの刺身」と呼ばれることもあります。
野菜などと一緒に炒めたものは、「ミミガーイリチー」と呼ばれます。
また、ミミガー自体には味がほとんどありませんが、これは逆にミミガーは味付け次第でいろいろな楽しみ方ができることを意味します。
食感も独特で楽しめますが、シンプルな塩コショウから、照り焼き味、酢味噌、カレー味までいろいろな味付けに合います。
他にも燻製にしたものや、ミミガーを乾燥させたものは「ミミガーチップス」として販売されています。
ミミガーの部位と名前の由来~まとめ
今回は、ミミガーはどこの部位で名前の由来や味、おいしい食べ方などについて見てきました。
ミミガーの部位は豚の耳で、「ミミ」は「耳」、「ガー」は「皮」で「皮(ガワ)」が訛って「ガー」になったのが名前の由来です。
ミミガー自体に味はほとんどないので、塩コショウ、照り焼き味、酢味噌、カレー味など味付け次第でおいしい食べ方がいろいろできます。
まだ試したことがない方は、ぜひ一度試してほしい部位です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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