牛肉のハラミは、うま味が強く低カロリーでヘルシーな人気の部位です。
最近では、人気が急上昇してカルビと並ぶほどまでになっています。
牛ハラミの部位はどこで、おいしい食べ方・焼き方にはどんな方法があるのでしょうか?
今回は、うま味が強く低カロリーでヘルシーな牛ハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見ていきます。
ハラミの部位
牛肉のハラミの部位は、牛の横隔膜の背中側に当たり、ホルモンに分類されていますが、牛1頭から1kgほどしか取れない希少部位です。
横隔膜の下の部位をサガリといいますが、ハラミとサガリをひとくくりにしてハラミと呼んでしまう場合もあります。
ハラミという名称から腹の部位とイメージされる方もいらっしゃるようですが、決して腹部ではありません。
牛ハラミはカルビに似た味わいがあり肉のうま味が強いのが特徴で、100gあたり約350kcalとカルビよりカロリーが低くヘルシーなのもうれしいですね。
質の良いものは厚みがありサシも入り、うま味も強くなる傾向があり、しかも脂が少ないのでくどくないという特徴があります。
また、ハラミとサガリの間の部位を「ハラミスジ」と呼ぶこともあり、牛1頭から数十グラムしか取れない希少部位で、スジならではの独特の食感とハラミが持つ濃厚なうま味を楽しむことができます。
ハラミはカルビと並ぶ人気の部位ですが、やはりヘルシーで柔らかくおいしいのが人気の秘密のようです。
ハラミの別名
ハラミは別名の多い部位で、他に「アウトサイドスカート」、「オウカク」、「マクミ」、「シンスカート」とも呼ばれます。
韓国語では、「アンチャンサル」と呼ばれます。
最近では人気の高い部位であることから、”スター部位”という新しい別名も付いています。
ハラミの食感・味
続いて、牛ハラミの食感と味です。
食感は歯ごたえがあって柔らかく、一口噛んだ瞬間に肉汁が口いっぱいに広がってとてもジューシーです。
味は、脂肪がほどよくある割にはあっさりしていて、甘味とコク、香ばしさがあって肉のうま味も強いです。
どちらかというとサシのようなとろけるような食感ではなく、赤身の肉らしさを楽しむべき部位といえるでしょう。
ハラミのおいしい食べ方
牛ハラミの味付けは、シンプルに塩コショウ、塩、ワサビで肉本来の味を楽しむのがおすすめです。
こってりと味わうなら塩ダレ、醬油系ならワサビ、または、しょうがが合います。
サッパリと味わいたいならポン酢もおすすめで、意外に合います。
韓国風にサンチュで巻いて食べるのもいいでしょう。
また、熟成させることによって、さらにうま味が出て柔らかくなります。
牛ハラミのおいしい食べ方としては焼肉・バーベキュー以外にも、煮込み料理などにも向いています。
お酒は、ビールの他、ワインなら赤ワインのボルドー系などのフルボディ・タイプ、日本酒も同様にしっかりしたタイプがおすすめです。
ハラミのおいしい焼き方
おいしい焼き方は「レア」~「ミディアム」ですが、焦がさない程度に表面はカリッと焼き上げるのがおすすめで、表裏・上下左右とまんべんなく焼き上げることで牛ハラミのおいしさと弾力性を存分に楽しむことができます。
じっくりと火を通したほうがおいしさが詰まってきますので、片面をよく焼いて焼き目をつけて肉の中に肉汁とうま味を閉じ込めるように焼きましょう。
さらに側面も焼くことによって肉汁を逃がさずに中に閉じ込めることができます。
裏返した後は中火~やや弱火で焼いて中まで火を通すのがいいでしょう。
七輪で焼く場合は、中心の強火でカリッと焼き上げるか、外側の中火、または弱火でじっくりと中まで焼くと焦げづらくうまく焼けるかと思います。
タレの場合は焦げやすいため、こまめにひっくり返しながら火力の弱い場所でじっくりと焼いたほうが表面を焦がすことなく香ばしさが出て中まで火を通すことができます。
一度にたくさんの肉を焼く場合は場所によって火力が違うので、焼く場所を変えながら焼き上げるのがおすすめです。
また、厚切りの場合はひっくり返す回数は気にせずに、焼き上げた後は少し休ませてから食べたほうが肉全体に肉汁が染み渡るのでジューシーな味わいがさらにアップすることでしょう。
脂が気になる場合は、「ミディアムレア」~「ミディアム」まで焼いてもいいでしょう。
ハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方~まとめ
今回は、うま味が強く低カロリーでヘルシーな牛肉のハラミの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見てきました。
牛ハラミの部位は、牛の横隔膜の背中側で肉のうま味が強いのが特徴です。
また、カロリーが低くヘルシーなので人気が急上昇している部位です。
おすすめの焼き方は、「レア」~「ミディアム」で、表裏・上下左右とまんべんなく焼き上げ、脂が気になる場合は、「ミディアムレア」~「ミディアム」まで焼くのがいいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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