ハツは、牛の心臓で、脂がついているとコクがあって食べごたえがある歯切れがいい部位です。
牛ハツにはビタミンB1、ビタミンB12が豊富に含まれており、健康や美容にもいいといわれています。
牛ハツの部位はどこで、おいしい食べ方・焼き方にはどんな方法があるのでしょうか?
今回は、コクがあって食べごたえがある歯切れがいい牛ハツの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見ていきます。
牛ハツの部位
ハツの部位は、牛の心臓で、重量は2kgにもなります。
赤身の色と脂の白い色がはっきりときれいに分かれ、脂のつき具合によって味わいが変わりますが、脂付きのハツは「脂(アブラ」+ハツ(心臓)」を合体させた名称で”アブシン”とも呼ばれています。
”アブシン”はコリコリした食感と淡白な味、脂身のジューシーさを同時に楽しむことができる人気のおもしろい部位です。
臭みもなく、脂もしつこくないので脂が苦手な方にも食べやすい部位といえるでしょう。
ミネラルやビタミンB1、ビタミンB12が豊富で、疲労回復や貧血などに効果が期待されています。
ヘルシーで美容にも効果的なので、女性にもおすすめです。
牛ハツの由来・別名
名前の由来は、「ハート」からきており、他に「ココロ」、「ヘルツ」、「ハート」、「ヤサキ」、「やり先」、「アブシン」など多くの別名があります。
また、ハツのへりの部分を「ハツミミ」、そこから出る大動脈などの血管を「ハツモト」といいます。
牛ハツの食感・味
牛ハツの食感は、筋繊維が細かいのでサクサクとした歯ごたえで柔らかいです。
牛肉とは思えないほどのあっさりした歯切れのいい食感が特徴といえます。
味は、淡白なほうで食べやすくマイルドですが、脂がついているとコクが加わってうま味があるので濃厚な味わいが強くなります。
”アブシン”の場合はハツ独特の食感と脂の甘味を同時に味わえるので、一口で2度おいしいともいえます。
牛ハツのおいしい食べ方
続いて、牛ハツのおいしい食べ方です。
味付けは、脂がついている場合は、塩ダレや塩コショウといった塩で食べるのがおすすめです。
脂が少ない場合は、醬油系もいいでしょう。
牛ハツのおいしい食べ方は、焼肉・バーベキュー以外にも煮込み料理などがおすすめです。
ビールはもちろん、他にも赤ワインならミディアム系~フルボディ・タイプ、白ワインなら、しっかりしたシャルドネ・タイプ、日本酒ならしっかりしたうま味のあるタイプ、焼酎などさまざまなお酒と合います。
牛ハツのおいしい焼き方
おいしい焼き方は、「レア」~「ミディアムレア」で、火の通し過ぎに注意しつつ炙る程度のレアに近い焼き加減がおすすめです。
ハツは焼き過ぎるとパサついてしまい、ハツ本来の歯切れのいい食感がなくなってしまいます。
表面に軽く焼き色がつくぐらいがおいしく焼き上げる目安になります。
生が苦手な方には「ミディアムレア」がおすすめですが、その場合は焼き過ぎに注意しましょう。
また、脂付きのアブシンの場合は火が通りにくい脂の部分から焼き、その他の部分は後から焼いて生に近くても大丈夫です。
牛ハツの部位とおいしい食べ方・焼き方のまとめ
今回は、コクがあって食べごたえがあり歯切れがいい牛ハツの部位とおいしい食べ方・焼き方などについて見てきました。
ハツの部位は、牛の心臓で、牛肉とは思えないほどのあっさりした歯切れのいい食感が特徴です。
おいしい焼き方は、「レア」~「ミディアムレア」で、臭みもなく、脂もしつこくないので脂が苦手な方にもおすすめの部位といえます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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